2013/09/08

散骨の方法を理解して違法とならないよう注意[墓埋法]

お墓を継承する子供や血縁関係のある人間がいないなどの理由でお墓をもつのを躊躇うケースや、単純に墓に入らずに自然に帰してほしいと願う人が徐々に出てきています。そういった背景から生まれたのが散骨葬です。ただ、散骨には注意が必要でひとつ間違えると違法となるケースがあるので細心の注意が必要です。

墓埋法をしっかり確認

90年代前半の日本では許可されたお墓に埋葬するという墓埋法が存在しましたが、後に自然葬を禁じないという見解が示され散骨が違法ではなくなりました。それまでは定められた方法を遵守しなければ、死体遺棄罪や遺骨遺棄罪に問われることがあり、お墓が絶対の時代がありました。散骨は墓埋法と各都道府県がそれぞれに定めている条例があり、それを遵守すれば問題ないでしょう。

散骨できる場所

どこに散骨してもいいのかと言われれると決してそうではなく、近所の公園や川、河川敷などに闇雲に散骨をしてはいけません。一般的には海、山、樹木、宇宙と限られた環境に散骨することになっています(逆にこれ以外の散骨は存在しない?)

散骨を軽く考えない

当たり前ですが散骨すると遺骨はなくなります。これはよく考えてください。遺族全員が同意しなければ散骨はNGですが、意見が分かれた場合の妥協点として遺骨の一部を散骨するという方法もあります。ただ、故人の遺志がない場合は散骨しない場合がほとんどでしょうから、遺族だけの判断で散骨するとなった場合は十分な話し合いが必要です。

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