生前葬を希望する方は徐々に増えているが…

生前葬という形のお葬式があることをご存知ですか？ほとんど認知されていないと思われますので、ご存知の方は近々葬儀のご予定がありお葬式のことを考えていらっしゃる方ではないでしょうか。生前葬を希望される方の大多数は生きている（命がある）状態でお世話になった方々へお礼を…という希望がある方です。

生前葬は本葬となる

生前葬を希望する理由が縁起でもない理由ですので、ご親族から反対される可能性が大いにあり、実現が難しいお葬式となりますし、ご本人がそれなりに動ける状態に限られます。また、生前葬は本葬となりますので、お亡くなりになられてから、再び通夜式や告別式の本葬を行うことはありません。荼毘に付す形となりますのでご注意ください。

それなりに自由な生前葬

生前葬の形式は自由葬に近いものがあります。ご自身が健在ですので喪主を置く必要もなく、ご自身が喪主の役を勤める形になりますし、祭壇や遺影写真を用意するかどうか、弔辞をいただくかどうかなども決まりはありませんので、ご自身がプロデュースする形で問題ないかと思います。ですが、これらも親族の了解を得てから行う必要がありますので、ご自身だけの判断ではできないとお考えください。

生前葬はご親族の了解を得られても、参列者の中にはまだ健在なのに…と気を悪くする方もいらっしゃることを頭に入れておきましょう。