2013/10/11

火葬後の骨揚げは竹の箸を使うなどの慣わし

骨揚げは告別式が終わるとご遺体を火葬する為に火葬場へ移り火葬を行った後は、1~2時間後再び火葬場に戻り骨揚げを行います。骨揚げは遺族や近親者がお骨を骨壷に納める作業のことをいいますが、お骨を広い上げる際には竹の箸を使うのが一般的で、火葬場が用意してくださいます。

竹の箸で順番に拾い上げる

骨揚げの方法はいくつかあり、二人一組となって同じ骨を拾い上げる形や、ひとつの竹の箸を順番に利用していくやり方などがあります。関東の都市部では二人一組で行うことが多くなっています。基本的なことは以上で簡単な話なのですが、慣わしというといろいろとあったりします。

先拾歯骨という言葉

拾い上げる骨の順番は「先拾歯骨」と言われ歯から拾い、足、腕、腰、背、肋骨、頭蓋骨、喉仏と順番に拾っていくことが昔からの慣わしですが、近年は一度に複数の人が同時に骨を拾い上げることが多くなっていますので、古来のルールとなってしまっています。慣わし続きでいうと黒っぽい骨は不吉を意味するということで、あえてそういった骨は拾わないということもありましたが、これまた近年ではあまりそういうことはないでしょう。

また、喉仏の骨は「舎利」と呼ばれ、故人と最も関係が深い二人で拾うという慣わしもあります。この他にも地方などによってその土地だけにある慣わしなどもあるかと思いますので、ご興味がおありの方は調べてみるとよいでしょう。

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