2013/07/31

最もポピュラーな戒名である信士・信女(しんし・しんにょ)のご紹介

信士・信女(しんし・しんにょ)は浄土宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、天台宗、日蓮宗、無宗の多くの宗派で使われる戒名となっており、最もポピュラーで最も安価な戒名で、○○○○信士(信女)という戒名になるタイプです。

信士・信女(しんし・しんにょ)一般的な戒名

信士・信女を宗教的な観点から詳しく説明するとこのような形になります。

信士・信女は信仰・信心を持っている仏教信者に与えられる称号で、男性なら「優婆塞(うばそく)」、女性なら「優婆夷(うばい)」と言い、この最低限の目安は、「三宝(三つの優れたもの)」である「仏陀(お釈迦様など)」、「仏法(真理、教え、など)、「僧侶(出家して戒律を遵守し、仏教を守り伝えて実践する僧侶達)」を信仰していること。そして「不殺生(殺さない)」、「不偸盗(盗まない)」、「不邪淫(不倫しない)」、「不妄語(嘘をつかない)」、「不飲酒(酒を飲まない)」の五戒を守る信者であるといったものになります。

主に○○○○信士(信女)→○○○○居士(大姉)→○○○○院○○○○居士(大姉)の順に上位になっていきますが、日蓮宗に限っては○○○○院○○信士(信女)という授与の仕方があります。

○○院○○○○信士(信女)も主に日蓮宗特有の授与の仕方ですが、稀に真言宗や時宗でも見受けられる戒名です。院が付いているので○○○○信士(信女)より上位であり、居士(大姉)より下位となりますが、字数が多い分、○○○○居士(大姉)より上位に見られる場合もあります。

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