お布施という言葉を初めて聞いて、それが何なのかがわかる人は恐らくいないでしょうし、自分が喪主やら檀家にならない限りあまり耳にしない言葉だと思います。お布施は簡潔に言うとお寺様にお経を読んでもらった時に支払うお金ですと言えば非常にわかりやすいかと思います。ですが、こういう言い方をしてしまうと怒られてしまいますので、正しい意味・解釈の仕方をご案内します。
ひとつではなかったお布施
まずお布施には「財施」「法施」「無畏施」という三種類のお布施があることをご認識ください。この事実は更に知られていないことでしょう。
- 財施
信者がほどこしの気持ちでお寺様に金銭や物品を渡すこと - 法施
お寺様が信者から食べ物などの施しを受け、そのお返しに仏教の教えを説くこと - 無畏施
民衆に対して恐怖を取り除いてあげること
お布施というものは仏教の教えを乞うたことに対して感謝の気持ちを表す為のものということになっています(ただの言い方の問題であるという声が聞こえてきそうですが…)ですので、法事、葬儀の際のお寺様の読経のお礼、祈祷、祈願、戒名などお寺様に依頼するものすべてが対象となります。
ちなみにお布施は仏教に限らずキリスト教にも存在しています。
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