2013/08/20

安ければ付けたい[戒名]居士・大姉(こじ・だいし)のご紹介

数ある戒名の中でちょうど真ん中の価格帯で授与していただける戒名、居士・大姉(こじ・だいし)とその上位の戒名である院居士・院大姉(いんこじ・いんだいし)のご紹介です。真ん中の価格帯なので一番需要があるみたいです。

居士・大姉を付ける際のポイント

一般的な仏教信者(信士・信女)より仏教の知識や実践が僧侶に匹敵するくらいの力量のある方に授与されます。菩薩行経に「財に居り、家に居り、法に居り、山に居る」とある如く、形は在家人でありながら仏戒を守って身を清浄に保つという点から、武士に贈られることが多く、また家長、長者のような富豪も意味もありました。上級の霊格を示すために用いられます。人格・徳望衆に優れ、信仰心も厚く、学徳兼備の方。仏教の外護者として、宗教活動に助力した方。今ではそれらに準ずる清浄な心を持つ徳の高い方、社会的功績の大きな方に授与されます。

院号が付く居士・大姉

院居士・院大姉(いんこじ・いんだいし)は天皇が出家された後の称号で、天皇が位を譲った後に移り住んだ御所を「○○院」と称したことが始りです。その後、皇后、親王、更に将軍、武家に及び、徳川時代以降は一般にも用いられるようになりました。各寺院の檀家の中で、特別な功績のあった方、一寺院を建立した程の仏教外護に貢献した方、更に特別寄付等の一時的功労者など、仏教への非常に厚い信仰に加えて、それを実践した方に授与されました。今では特別に秀でる才能や、特別に徳の高い方に授与されます。

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