遺体の処置の流れを事前に確認しておきましょう。葬儀社が先導してくれるとはいえ、そうすることで故人が亡くなられてから遺族があたふたすることもなくなります。遺体の処置の流れは3ステップになっており、末期の水・湯灌・死化粧を行うのが一般的です。
[処置1]末期の水(死に水)をとる
死後の世界で故人が飢えや渇きに苦しむことのないよう末期の水(死に水)をとります。これはキリスト教式以外ではほぼ行われる儀式です。末期の水は血縁関係の濃い順番に施していく形になっています。
- 割り箸などの先に脱脂綿やガーゼを巻いたものや新しい筆(未使用)に水を含める
- 故人の唇をそっとなぞり湿らせる
- 配偶者→子供→両親→兄弟姉妹→孫→祖父母→配偶者の両親配偶者の兄弟姉妹→友人知人が順番に行う
[処置2]湯灌を行い清める
末期の水をとった後は遺体をお湯で清めます。本来であれば逆さ水にひたしたタオルなどで遺体を清めましたが、昨今では病院でアルコールなどを使った消毒液で遺体を清めるのが一般的になっています。湯灌の後は汚物が出ないように耳や鼻、口、肛門などに脱脂綿を詰めていきます。
[処置1]死化粧をしてあげる
遺体の髪を整え、男性なら髭を剃り、女性なら薄く化粧を施します。
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